タイトル:だいすき | ||
掲載号:不明 | ||
登場人物:ナツオ,フユミ,カリト | ||
あらすじ: 放課後の教室で針仕事をするナツオと、その妹フユミ。 「こんな人の多いところ よく来る気になったねフユミ」 「お兄ちゃんの友人のカリトさんを一目見たくて」 写真を見て、綺麗なカリトを好きになってしまったフユミ。 「カリトは フユミが好きになるようなやつじゃないよ」 そこへカリトがあらわれる。 「ナツオみっけ!」 軽薄そうなカリトは、ナツオに抱きつく。フユミを紹介されたカリトはうやうやしく挨拶する。 「フユミちゃんてかわいいなあ」 そう言うといきなりフユミにキスをするカリト。その時、なびくフユミの長い髪の下から、まるで化け物のような片目が。 驚いて逃げていくカリト。キスされたフユミは心臓の鼓動が止まらなくなってしまう。 「どうしよう あたしカリトさんのこと好きになっちゃった」 水道で口をゆすぐカリト。「どうしたの?」と女生徒たち。 「最悪 ひでーブスに唇奪われちゃった」 え〜、と言う女生徒たち。そこへフユミとナツオが。 「フユミはどうやら君のことを好きになったみたいなんだ」とナツオ。 対してカリトは聞く耳を持たず、「ほら みんな見てみろよ この顔!」とフユミの髪を引っ張り、さらしものにする。 「でも笑えばかわいいかもね フユミちゃん笑ってよ 笑って」とカリト。 笑うフユミ。 「バケモノ 鏡見てとっとと自殺しちまいな」 それでも「好き・・・カリトさん大好き」と言うフユミ。 そんなフユミが気に食わず眉間に皺をよせるカリト。 「ねえ死んでよ 死んだら俺のこと好きになっていいよ」 窓から飛び降りるフユミ。 「知るか 俺のせいじゃないからな」 行こうとするカリトだが、不意に拉致されてしまう・・・。 カリトが目覚めるとそばにナツオが。激痛に襲われるカリト。 「フユミの片目と心臓を君に移植させてもらった」とナツオ。カリトのまぶたと胸は糸でとじられている。激しく鼓動を続けるフユミの心臓。「人を好きになる気持ちを知らない君なんか 死んでしまえ」とナツオ。 「助けてナツオ・・・! 俺苦しくて死んじゃうよお」もがき続けるカリト。 カリトさん だいすき・・・とフユミの声。 |
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備考: 特に無し。 |
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