タイトル:展覧会の絵
掲載号:'95年7月号
登場人物:桐島部長,愛佐,麻宮,白須賀,津久美,副部長,保健室の先生
       津久美の絵のファン女性
あらすじ:

 美術部は地区の高校の美術展に、皆それぞれ作品を1品ずつ出展していた。その会場に、ひとりで津久美の化け物絵を感慨深く眺める、帽子を目深にかぶった女性が。
 いっぽう美術部はいつものようにお気楽な部活をやっていたが、突然現れた副部長に「保健室からご指名よ」と津久美が引きずられて行かれる。なぜか保健室の内線に津久美の絵のファン女性から電話が。津久美が「何の用だ」と電話に出ると、津久美の家を訪れたいという。「なんたって私あなたのタイプですもの」という女性の言葉に、女好きの桐島筆頭に、なんだかんだで部員みんなで津久美の家に行くことに。
 津久美の家は大きなお屋敷だった。ぞくぞくと集まる部員たち。そしてついに当の女性が来る。
 「美人っ」と思う桐島だが、帽子を取った女性の頭はなんと化け物。まるで津久美の絵のような・・・。「私あなたのタイプ」とはこういう意味だったのだ。
 逃げ出す部員たち。完全に化け物となった女性は津久美邸を疾走する。ついに津久美は食べられ、体内の保存液が満たされたところに取り込まれてしまう。「仲間のもとであの素晴らしい絵を描き続けて」と化け物。
 そこに現れた桐島。オブジェの斧で化け物の腹をかち割り、津久美を助け出す。溶け出す化け物。そこに窓から巨大な光が。「UFO!?」化け物はエイリアンだったのだ。
 後日、美術展の会場にいる部員たち。そこには桐島の美人画と津久美の化け物絵が並んで展示されていた。女性が群がる桐島の絵を指して、「津久美先輩もああいうのを描けばいいのに」と言う愛佐。しかし、実は二人とも保健室の先生をモデルにして描いたのだった・・・。

備考:
 扉ページには「大好評!! 秀流高校美術部シリーズ第4弾!!」とある。全24ページ。
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