タイトル:霊能教師
掲載号:'95年9月号
登場人物:梶谷先生,愛佐,麻宮,白須賀
あらすじ:

 美術部顧問の梶谷先生は、最近霊視を趣味にしている。
 部活に行こうとする麻宮と白須賀だが、愛佐はこの先の廊下を通れないという。梶谷先生がそこの壁に挨拶していたから、何かの霊がいるはずで怖いのだ。その場所を確かめると顔のかたちをしたシミが。シミを隠すためにポスターを貼る白須賀だが、持って行かれてしまう。そこで麻宮は津久美の絵を貼るが、よけい怖くなり誰も通れなくなってしまう。
 やがて壁から声が。3人に助けを求められた梶谷先生は、ガビョウに刺されて少女の霊が苦しんでいるのだと言う。梶谷先生は気孔で絵をはがし、シミの真の姿をそこに描く。それは可愛い女の子だった。女の子がさみしそうだと思った愛佐、それに2人も女の子の友達の絵をまわりに描いてあげる。
 梶谷先生は、その絵に次々と霊が宿っていることを言うべきかどうか迷っていた・・・。

備考:
 扉ページには「読みきり・ショート・ホラー」とある。全16ページ。
 「展覧会の絵」までの美術部シリーズと絵柄・作風がかなり変わっており、全体的にポップになっている。以前は線が細く、手足が長い描き方だったが、可愛くディフォルメしている。梶谷先生も髪型が変わり眼鏡をしておらず、大槻ケンヂに似ていない。
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