タイトル:キ・レ・イ | ||
掲載号:'96年5月号 | ||
登場人物:岩本くん,音楽の浅井先生,生徒2人 怪人,口裂け女 |
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あらすじ: 音楽室で「歌声が小さい」と居残りさせられている小学生の岩本くん。それをからかう生徒2人。 その2人が廊下を歩いていると「ワタシキレイ?」という声が。すると突然怪人(♂)が現れる。「口裂け女と思ったか?」と怪人。「口裂け女なんて怖くない 撃退法知ってるもんね」と言う2人。「いやーなんかオレ、おまえらの悲鳴ごっつう聞きたいわ」怪人のはだけた胸の間から口裂け女が。 「ワタシキレイ?」 逃げまどう2人。前を立ちふさがれた2人は「リーゼント」と3回叫ぶ。苦しむ口裂け女。「わーい効いたぞォ」 「アホ、逆効果じゃ」と怪人。 「よくも死ぬほどつらいこと 思い出させてくれたわね!!」と2人を鎌で切り刻む口裂け女。 もっと子供の悲鳴を聞かせてくれと怪人。ひとりになった岩本くんの元に口裂け女が。 「ワタシキレイ?」 「あ ハイ浅井先生にくらべたら キレイですとっても」 「これでも?」とマスクを取る口裂け女。 岩本くんは「すっごいや」と、歌を歌ってくれとせがむ。戸惑いながらも歌う口裂け女。その美しい歌声は学校中に響く。 「ぼくも大きな口で歌ったら おばさんみたいにキレイに歌えるよね」と岩本くん。 子供の悲鳴が聞けずに怒っている怪人。初めて心の底からキレイだと言われた、と泣く口裂け女。「泣く女は苦手じゃあっっ」 機嫌よく浅井先生の前で歌っている岩本くん。 |
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備考: この号の「学校の怪談」3作品のうちのひとつ。全16ページ。 |
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